My徒然日記帳

スナップショットの感覚で世の中の事象をとらえ、浮かんだ考えを気ままに綴っていきます。

APS-Cを買ってはいけない理由

今、一眼カメラ(レンズ交換式)のセンサーはおもにフルサイズ、APS-C、m4/3(マイクロフォーサーズ)に分かれます。私はフルサイズとm4/3を状況に応じて使い分けていますが、なぜAPS-Cを使わないのか述べたいと思います。

mapカメラより

フルサイズの代わりに中判センサーをラインナップに持っているFujiFILMさんはさておき、カメラメーカー各社におけるAPS-Cは初級者向けの下位機種として設計される事が多いです。つまり低価格で販売するために開発費をかけず、言い方が悪いですが手抜きをしています。なので、フルサイズと互換性の無いAPS-Cの交換レンズは総じて光学性能が劣りますが、その分安価です。この点をどう考えるか?ですね。

 

その昔、オーディオマニアは、ものすごく高価な装置を持っているのに、肝心の聴く方のソースにお金が回らない結果、レコードを数枚しか持っていないという悲しいケースが多いとよく揶揄されていました。一眼カメラも同様に交換レンズを沢山持っていてナンボの世界だと思います。だって、それがレンズ交換式の意味でしょう?良いソースが無いとせっかくの高級な装置を生かすことが出来ないのと同様、カメラもレンズにお金をかけるべきだと思います。でもAPS-Cコスパで語られることが多く名玉が少ない。

 

APS-C=初心者、運動会を写すパパママ向け、という発想しかないと、レンズはセット買いのダブルズームで終わり、というようなケースに陥りがちです。私も例外では無くまさにその通りでした。見栄で交換式を買ってもこれではあまり意味がありません。

 

しかし近年、ハイエンドAPS-Cなるものが登場しました。優秀なフルサイズ用レンズが使え、更に光学特性に優れた中央部を使い、望遠端を1.5倍程度に延ばし、高速シャッターを載せて動き物を狙おうというものです。なるほどカメラメーカーもよく考えたものです。これが受けて、EOS 7Dは大ヒットとなりました。でもα7RのようなSONYの高画素機はどうでしょう?APS-Cモードというのがあり、センサーの中央部だけを使ってAPS-Cの良いとこ取りをするという逆転の発想です。そうすれば重いカメラボディをわざわざ2台持つ必要がなくなりますね。ハイエンドAPS-Cはあえなく沈没です。

 

結局予算の関係で入門用APS-Cを買ってみたものの、すぐにお払い箱になり、安物買いの銭失いをしてしまうという。だったら最初からお金をかけてフルサイズを買いなさい、と言いたいわけです。大枚はたいて買えば、頑張らないと損をするという気持ちで撮る結果、写真がうまくなること請け合いです。

 

※なぜm4/3を使うかについては、後日述べたいと思います。